内装の木材率が、心拍数や快適感などに影響することが明らかになりつつあります

身体面の効果 感覚を刺激する効果(リフレッシュ・覚醒効果)
掲載情報の概要
木材率が45%の部屋では心拍数が有意に増加し、木材率が90%の部屋では収縮期血圧が有意に低下しました。しかし、木材率が0%の部屋では、これらの生理応答に変化は見られませんでした。
目次
木材率(全内装面に占める木材の面積比率)が自律神経系の生理応答や快適感等に影響を及ぼすことが明らかになりつつあります。
広さや調度品が同じで木材率の異なる部屋(下写真)において、血圧、心拍、脳血液動体等の生理応答の測定及び部屋の主観評価が行われました。
その結果、木材率が45%の部屋では心拍数が有意に増加し、木材率が90%の部屋では収縮期血圧が有意に低下しました。しかし、木材率が0%の部屋では、これらの生理応答に変化は見られませんでした。

内装デザインー1/(木材率を変えた内装)
【効果が期待される建物・空間例】
事務所(自社ビル・賃貸ビル)、研究施設、店舗・飲食店、宿泊施設、病院・診療所、子育て・児童施設、学校

千里リハビリテーション病院アネックス棟
Users VOICE/リハビリテーション病院の例
木の視覚的な多様性や接触感等が、 患者の五感に刺激を与えケアに役立っているとの声があります。
掲載情報の詳細
- 論文元/参考文献1
- 建物の内装木質化のすすめ-科学的データが示す内装木質化の効果- 2024年3月発行 公益財団法人 日本住宅・木材技術センター https://www.howtec.or.jp/files/libs/5636/202409201927031749.pdf
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