#54

無垢材を使用した部屋で睡眠の質が向上し、睡眠後に作業成績が上がったとの報告があります

生産性の効果 作業性・業務効率を高める効果

掲載情報の概要

木質化率0%の部屋と比較して45%の部屋と100%の部屋は、深睡眠時間が有意に長くなりました。木質化率0%ケースと比較して45%のケースと100% ケースではタイピングの作業成績が有意に高くなりました。

目次

内装の木質化率によって深睡眠時間が変わる傾向が確認されました。木質化率0%の部屋と比較して45%の部屋と100%の部屋は、深睡眠時間が有意に長くなりました(図1)。

【図1】深睡眠時間の比較

また木質化率の異なる部屋での睡眠後、日中の知的生産性が変わる傾向が確認されました。木質化率0%ケースと比較して45%のケースと100% ケースではタイピングの作業成績が有意に高くなりました(図2)。

【図2】タイピング作業成績の比較
実験状況:男性被験者(20歳代、分析サンプル数10)。モデル住宅(表)で夕食、入浴後の夜間から翌朝における8時間の睡眠状態を測定。翌日、別の部屋でオフィス業務の模擬作業(タイピング作業)を実施し作業成績を評価。

【図3】実験を実施したモデル住宅の部屋と仕様

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論文元/参考文献1
建物の内装木質化のすすめ-科学的データが示す内装木質化の効果- 2024年3月発行 公益財団法人 日本住宅・木材技術センター https://www.howtec.or.jp/files/libs/5636/202409201927031749.pdf
論文元/参考文献2
出典/西村 三香子、伊香賀 俊治、平田 潤一郎、小川 聡、 土屋 遼太 : 住宅の内装木質化が睡眠と日中の知的生産性に及ぼす影響、日本建築学会関東支部研究報告集、86、 4057-4060、2015 https://www.aij.or.jp/paper/detail.html?productId=382697
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