木材を使った建物に取り組む企業に好印象を持つビジネスパーソンが多くいるとの報告があります

企業価値向上の効果 企業等のブランド力アップ・理念のピーアール効果
掲載情報の概要
建築物を利用するビジネスパーソンへのアンケートにおいて、勤務先が商業ビル内にあると回答した人に対して、「木材を使った建物に取り組む企業に対し好感を持つか」と質問したところ、全体の94.5%が好印象を持つと回答しました。住宅における木造・木質化の積極的な推進が、企業のブランド力アップの観点からも期待され始めていることを意味すると考えられます。
目次
建築物に関わる事業者に対し木造・木質建築のイメージと課題を明らかにすることを目的としたインターネット調査が行われました。木造や木質化を提案したことのある設計者・施工者は、住宅分野 (4 階建て以上) で19.3%、非住宅分野では40.7%を占め、住宅よりも非住宅において積極的な木造・木質化の提案を行っていることが分かりました(図1)。

【図1】設計者・施工者へのアンケート
「これまでに、建築主に対して「木造」や「木質」の建築物を提案したことがありますか」
一方、建築物を利用するビジネスパーソンへのアンケートにおいて、勤務先が商業ビル内にあると回答した人に対して、「木材を使った建物に取り組む企業に対し好感を持つか」と質問したところ、全体の94.5%が好印象を持つと回答しました(図2)。

【図2】建築物を利用する立場のビジネスパーソンへのアンケート
「あなたは、「木材を使った建物」に取り組む企業に対し好感を持ちますか」
このことは、非住宅における木造・木質化の積極的な推進が、企業のブランド力アップの観点からも期待され始めていることを意味すると考えられます。
掲載情報の詳細
- 論文元/参考文献1
- 建物の内装木質化のすすめ-科学的データが示す内装木質化の効果- 2024年3月発行 公益財団法人 日本住宅・木材技術センター https://www.howtec.or.jp/files/libs/5636/202409201927031749.pdf
- 論文元/参考文献2
- 出典/日経BP総合研究所「建築物への木材の利用に関する調査」(調査年:2022年9月) https://mokuzouportal.jp/cgi-bin/disp.cgi?no=401&mode=one&code=10003636
- JWDA公開日
- 確認中...
- ダウンロード